今日、法務局に行って法人登記をしてきました。
親子起業や未成年の法人登記について説明してみたいと思います。
未成年の法人登記に必要な書類
未成年で法人登記をする場合は、全ての書類に親(親権者)の同意書が必要になってきます。
同意書が必要な書類は以下のようなものがありました。
- 発起人の同意書
- 取締役就任の同意書
- 司法書士などに依頼する場合は委任状の同意書
つまり、法人登記で未成年が印鑑を押す書類全てに親の同意書が必要になります。同意書はどちらか1人の親の印鑑で良いわけではなく、両親が揃っている場合は、両親2人の印鑑が必要です。親の印鑑は実印でなければなりません。また、印鑑証明も必要です。
未成年の起業で必要な書類まとめ
この他に
- 住民票
- 戸籍謄本
- 親権者の印鑑証明
- (15歳以上で登記する場合は本人の印鑑証明)
以上の書類が必要になります。
未成年の法人登記を専門家に頼らず自分でできるのか?
自分で全ての書類を作って用意できるなら絶対に無理とはいいませんが、難しいと思いました。はじめは、freeeという法人登記のサポートがあるサービスを使おうと思いましたが、未成年のための同意書を作るサービスはありませんでした。自分で調べながらやるのはかなり大変です。その時間があるなら、自分の事業に時間を使った方が絶対にいいと思います。
ただし、Freeeで登録すると、親の同意書以外は全て書類が自動作成されるので、作ってみるのもいいと思います。同意書だけ自分で作るのもありです。
専門家に依頼した場合の流れ
僕の場合は、司法書士の高橋さんにお願いしました。キングコングの西野亮廣さんのエンタメ研究所で起業相談にのっている司法書士さんでした。
①まず最初に打ち合わせをしました。以下のようなことを話しました。
・事業内容を確認して、定款に入れる事業を決めます。あとで追加するとお金がかかるので、予定のものは全て入れておきます。
・資本金と株式の発行数などを決めます
・事業年度を決めます
・必要書類の説明
②住民票、戸籍謄本、印鑑証明を取りに行って送ります
③会社の印鑑を作りました
④高橋さんが定款など必要書類を作って送ってくれました
⑤必要な箇所に印鑑を推します。どこに誰が押すのかもわかりやすくしてくれています。
⑥印鑑を押した書類を高橋さんに送る。
⑦高橋さんが公証役場で定款の認証を受けてきてくれる
⑧資本金を口座に入れて、口座の入金確認できる資料を送りました
⑨電子申請で登記の申請を済ませてくれる
⑩法務局で登記の書類を提出(ここで会社ができる)
5日後くらいに会社設立の書類が送られてくるそうです。
未成年の法人登記の手続きのまとめ
勉強のために自分でやるのもいいと思いますし、登記のお金を節約するために自分でやるのもいいと思います。しかし、未成年がいると法人登記の書類は多くなります。僕の会社の場合、取締役2人が未成年だったので、用意する書類も多いので、司法書士さんに依頼してよかったなと思いました。
また、高橋さんに税理士さん、弁護士さん、弁理士さんを紹介してもらいました。未成年の起業は一から説明するのが面倒ですが、紹介だと説明が終わっていて、相手も理解や応援をしてくれている状況なので、とても仕事がしやすいメリットがあります。
最後に、僕の登記を担当してくださった高橋さんを紹介しておきます。未成年の起業の経験も豊富で、ついに親子起業の登記の経験者です。親子起業の登記の経験がある人はかなりレアです。